投稿日 2022.07.05

最終更新日 2022.07.05

メタバースの開発にはどれくらいの費用がかかる?各社サービスの比較も

メタバースの開発にはどれくらいの費用がかかる?各社サービスの比較も
企業にとって、新たなビジネスの場となっているメタバース。ビジネスチャンスを広げるべく、メタバースの開発を検討している企業も多いことでしょう。
 
そこで今回は、メタバース開発にかかる費用や、メタバース開発のサポートを行う企業のサービスの違いについて解説。ぜひ、参考にしてみてください。

メタバースとは?

メタバースとは?
まずは、「メタバースとは?」という基本的なところからおさらいしていきましょう。
 
メタバースとは、仮想空間のこと。ゲームやエンターテインメントの世界で活用されてきた技術ですが、今はNFTの導入によって仮想通貨・法定通貨が使用できるようになり、メタバース外での取引も行なえるようになったため、新しいビジネスの場としても注目を集めています。
 
インターネット上に作られた仮想空間から、インターネット上に作られた経済圏を持つ仮想空間へと変化したメタバース。その利用用途は実に幅広く、アイデア次第でさまざまなビジネスプラットフォームへと形を変えることも可能です。
 
近ごろ、ビジネス分野でのトレンドとなりつつあるのが、「バーチャル会議」や「バーチャルイベント」、「バーチャルショップ」など。新型コロナウイルスの蔓延により、リアルの場でコミュニケーションを取ることが難しくなったことがきっかけとなって、オンラインよりもリアルにつながれるメタバースに注目が集まったのです。
 
しかし、自社のビジネスにメタバースを取り入れたいとなっても、その分野に精通している人材がいなければなかなか難しいもの。そういった企業に向けて、メタバース開発の手助けを行う企業のも増えてきています。
 
誰でも、どんな企業でもメタバースを活用できるというのが、今メタバースを取り巻く世界の流れ。新しいことにチャレンジしたいと考える企業にとって、メタバースの存在とメタバースの開発をサポートする企業の存在は必要不可欠なものとなるでしょう。

 
■メタバースについて知りたい方はこちら

メタバースサービス8社比較

メタバースサービス6社比較

メタバースの開発を検討している企業に向けて、メタバースのサービスを展開している企業のおすすめ6社をご紹介します。

Fabeee株式会社

Fabeee Metaverse Package
企業のDXをサポートしているFabeee株式会社では、「Fabeee Metaverse Package(FMP)」と称したメタバースパッケージのサービスを展開。企業がメタバースを構築する上でネックとなる費用・エンジニアの確保の問題を解決すべく、低コストかつスムーズな流れでオリジナルのメタバースプラットフォームを構築するためのサービスを提供しています。
 
Fabeee Metaverse Packageの特徴は、その名称の通りサービス自体がパッケージ化されていること。メタバースプラットフォームの構築をすべて代行してくれるため、社内にエンジニアがいなくても問題なくメタバースの構築を進めることができます。
 
値段については、メタバース内にビルのワンフロアを設けると仮定して、200万円前後。詳細については、HP内のフォームよりお問い合わせください。

Fabeee株式会社
「Fabeee Metaverse Package」
https://www.promo.fabeee.co.jp/fabeee-metaverse/

株式会社メタバーズ

YZY SPACE

出典:株式会社メタバーズ「CYZY SPACE」

株式会社メタバーズでは、「CYZY SPACE」という名称のブラウザ型メタバースを提供。VR展示会やバーチャルショールーム、バーチャルイベントなどさまざまな用途で活用でき、幅広い目的でメタバースを利用したいと考えている企業におすすめです。
 
また、専用アプリやVRヘッドセット、PCなどを用意する必要がなく、スマホとブラウザのみで利用できるのも特徴のひとつ。より手軽にメタバースを利用できるのは、エンジニアのいない企業にとっても心強いのではないでしょうか。
 
値段は、最短5分でVR空間が作成できる「基本プラン」で月額11,000円(初期費用0円)。ルーム(URL)数10~の「独自サーバープラン」は、110,000円~(初期費用550,000)となっています。
 
詳細については、HP内のフォームよりお問い合わせください。
 
株式会社メタバーズ
「CYZY SPACE」
https://cyzyspace.io/

株式会社Grune

株式会社Grune

出典:株式会社Grune

株式会社Gruneは、明確な料金体系が特徴の企業。メタバースの開発を企画・開発の段階から任せられるとあって、何か着手すればいいかわからないという企業でも安心してメタバースの開発を進めていくことができます。
 
クライアントごとに専属の開発チームが構築されるため、初めてのメタバースプロジェクトでも安心。構築された開発チームは、案件ごとはもちろん1ヶ月・3ヶ月と月単位での契約も可能なので、短期間でさまざまな制作にトライしたいと考えている企業にもおすすめです。
 
価格設定は、1ヶ月30万円・3ヶ月25万円/月といった月額コースや、個人製作向けの単発契約などさまざま。細かい料金については案件によって異なるため、HPをご確認ください。
 
株式会社Grune
https://grune.co.jp/xr/

ネストビジュアル株式会社

ネストビジュアル株式会社

出典:ネストビジュアル株式会社

ネストビジュアル株式会社は、商用利用可能な開発プラットフォームを活用して、安価な金額からメタバースの開発を行っている企業です。メタバースの開発にはさまざまな技術の組み合わせが必要であり、必然的に難易度も上がってきます。それに伴い開発のための費用も高くなりますが、ネストビジュアル株式会社ではメタバース用の開発プラットフォームを用いることで、費用に関するハードルを下げています。
 
気になる費用体系は、3通り。開発プラットフォーム「DOOR」や「VRChat」をそのまま活用するプランは月額80万円~。開発プラットフォームをもとにカスタマイズする場合は、月額150万円~。完全にオリジナルの開発を行う場合は、シンプルな機能のもので400万円~、スクラッチ開発の場合は1,000万円~となっています。
 
自社に合う開発グレードを選べるところは、大きなメリットだと言えるのではないでしょうか。
 
ネストビジュアル株式会社
https://nest-vis.com/metaverse

株式会社 ビーライズ

株式会社ビーライズ

出典:株式会社ビーライズ

株式会社ビーライズは、メタバース展示会やバーチャルイベント、VRシステム・アプリなどの開発を行っている企業です。社内イベントや新商品の発表会、企業説明会などのメタバースを開発した実績があり、商品PRを行いたい企業やオンラインイベントを企画している企業などから高い支持を得ています。
 
また、VRを使用した研修の開催も得意としており、自動車教習などで活用の実績もあり。費用については、案件によって100万円~1,000万円以上かかるケースもあるため、まずは問い合わせフォームからの問い合わせ、ヒアリングの実施をおすすめします。
 
株式会社 ビーライズ
https://berise.co.jp/service/event/

ナレッジワークス株式会社

ナレッジワークス株式会社は、メタバースを活用して企業のDXを後押ししている企業です。企業の新しいビジネスチャンスを増やすために、オウンドメタバースという選択を後押ししているのもこの企業の特徴。
 
オウンドメタバースとは、オウンドメディアのメタバースバージョンのこと。顧客と接点を持つ場所にメタバースという選択肢を増やすことで、オウンドメタバースによる企業のDXを推進しようというのが、ナレッジワークスの考えです。
 
ナレッジワークスが開発するメタバースは、専用アプリの事前ダウンロードやVRゴーグルの準備は不要。商談を行うためのスペースなども用意されており、ビジネスで活用するのにぴったりです。
 
費用は公式HP内に記載がないため、問い合わせが必要。手軽にメタバースの構築を行いたいという企業に、おすすめです。

ナレッジワークス株式会社
https://hp.knowledge-works.co.jp/service/%e3%83%a1%e3%82%bf%e3%83%90%e3%83%bc%e3%82%b9%e6%b4%bb%e7%94%a8/

株式会社HIKKY

株式会社HIKKY メタバース

出典:株式会社HIKKY

株式会社HIKKYは、メタバースの企画・製作・運用から参入サポートまで、メタバースに関する幅広い事業を展開している会社です。これまでに、内覧市場や展示会、アパレルショップ、音楽ライブなど様々なジャンルのメタバースコンテンツを開発してきた実績があります。VR空間でコミュニケーションや買い物、映画を見るなど様々な体験ができる、世界最大のVRイベントも開催しています。
 
企業が抱える課題をXRで解決するための、XRソリューション事業に力を入れているのも特徴です。株式会社HIKKYが得意とするバーチャルマーケット事業と開発技術を活かし、クライアントの条件に合わせて最適なVRソリューションを企画・開発してくれます。仮想空間を用いた独自のサービス、「Vket Cloud」も人気です。スマートフォンから手軽にVR空間にアクセスし、3Dアバターを用いた音声やチャットによるコミュニケーションが可能で、様々なサービス展開を実現してくれます。
 
「Vket Cloud」は、自社の商品やサービスを広めるための展示会、接客やライブなど様々なことに活用できます。Vket Store事業を行っており、VR空間と連動した商品の販売・購入サイトを運営しているのも魅力です。料金の詳細などは、公式HPの専用フォームからお問い合わせください。

株式会社HIKKY
https://www.hikky.co.jp/vketcloud

REALITY株式会社

REALITY株式会社メタバース

出典:REALITY株式会社

REALITY株式会社は、スマートフォン向けメタバースの運営や、法人向けのメタバース構築支援などを行っている会社です。メタバースへ挑戦するすべての人のために、様々なサポートを行っている会社で、あらゆる選択肢を持つメタバースの総合窓口として様々な事業を展開しています。REALITY株式会社が運営するスマートフォン向けアプリ「REALITY」は、累計ダウンロード数1,000万を超えており、それを活用した法人向けメタバースを実現してくれます。
 
REALITY株式会社は、エンタメ系を中心に100以上の様々なサービスを展開してきた実績を持つ会社です。2015年からVR領域の事業を始め、2016年には「GVR Fund」というVRスタートアップ企業を支援するファンドを設立。さらに、日本国内最大級のVRカンファレンスとして知られる「Japan VR Summit」を実施しています。
 
メタバースが流行する前から、長年メタバース関連の事業に取り組んできたREALITY株式会社だからこそできる、質の高いサービスが魅力です。既存のプロモーションで思ったような効果が出ない、新領域で競合に遅れをとりたくない、若い世代にリーチできない、そういった悩みを抱える企業の心強い味方になってくれるでしょう。費用に関しては公式HPに記載がないため、問い合わせが必要です。
 
REALITY株式会社
https://reality.inc/products/

まとめ

メタバースの活用を視野に入れている企業の中には、開発にかかる費用やエンジニアの確保のために頭を抱えているところも少なくないでしょう。メタバースの存在を活かしたビジネスは、今後も増えていくと考えられます。

ビジネスのトレンドに乗り遅れないためにも、メタバース開発のためのサービスを展開している企業の手を借りてみるのも一つの方法です。

この記事の監修者